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モンゴルでの取り組み
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モンゴルの現状活動概要

googlemap モンゴル

国名/Mongolia(モンゴル国)
面 積/156.5万平方メートル 人口/約267万人(2008年) 首都/ウランバートル
民族/モンゴル 言語/モンゴル語

もっと詳しくは、外務省(各国・地域情勢 アジア モンゴル国 Mongolia)

[モンゴルの現状]

1990年代初頭に、ソビエト連邦の社会主義の崩壊に伴い、国家予算の大部分をソ連からの経済援助に依存していたモンゴル経済は壊滅状態に陥りました。

企業は潰れ、会社は倒産し、町には失業者が溢れた。極度の貧困により、人心は荒れ果て、子供に暴力を振るう親も現れ、家族全員が餓死するほど追い詰められバラバラになりました。

「もう生きてはいけません。」と子供を捨てる親もいました。親から見離され、ホームレスとなった子供達が、1999年当時は3000名近くいたのです。マイナス30度の寒さを凌ぐために、暖房用の温水が通るマンホールの中に子供達が息を潜め、暗闇の中で生きていました。

そんな子供たちはマンホールチルドレンと呼ばれていました。

現在は欧米や日本などの民間団体や、国営の児童救済施設が設立され、多くの子供達が保護されたことで、マンホールに暮らしている子供は激減しました。

しかし、新たなる問題が発生しています。モンゴルの首都ウランバートルは1990年代半ば人口60万人余りでしたが、現在は90万人近くに急増しています。地方に暮らす遊牧民が、冷害などの異常気象により家畜が死滅し、生きていくことが困難な状況に陥り、都市部へと移り住んだのです。

急激な人口増加は深刻な社会問題となり、暴力や犯罪は以前にも増して多発しています。

町に移り住んだ遊牧民の殆どは最貧困層で、かなりの人々が住宅を借りる資金も無く、マンホールの中で暮らし始めていて、マンホールチルドレン問題から、マンホールファミリー、マンホールアダルトへの問題と転化しています。

[マンホールの状況]

1999年当時 急激な社会の変革と極度の貧困のために親から見離された子供達がホームレスになって暮らしていました。ウランバートルは、世界で最も寒い首都。冬はマイナス30度の極寒の地です。

マンホールの内部

地上では、寒さのために生きていくことは不可能です。暖房用の温水が通るマンホールの中で、子供達が生き延びていました。

マンホールに入る

マンホールの中は、人間が生きていく環境ではなく、凄まじい悪臭が充満し、汚水が溜まり、ゴミが散乱し、ネズミやゴキブリがはいずり回る酷い状況でした。そんな暗闇の中で、子供たちは生きていました。

マンホールの中の乳飲み子

[活動概要]

アジアチャイルドサポートでは、1999年から現在に至るまで、下記の活動を行っています。