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伝伝虫通信バックナンバー 通巻35号 ②
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ついに診療所完成!!

33号でご紹介した熱血ドクター・クートーの勤める診療所が、皆様のご支援によりついに完成致しました。

プフアサン村 診療所

ラオスの北東部、ベトナムとの国境近くに位置するシエンクワン県ノンヘット市プフアサン村にある、11村459世帯3040名の命を支える山岳地帯の診療所に勤めるむ熱血医師クートー(27)と初めて出会ったのは昨年の4月。

Dr クートーとトンワンさん

インフラの整っていないこの地域では生活するのにたいへん労力が必要です。舗装されている道路はひとつもなく乾季には赤茶色の土煙が舞い上がり雨季には村から一歩も出られなくなるくらい大変な所です。重病や難産で苦しんでいても、診察を受けること自体が至難の業。そんななかで育った彼は苦学をして医師になり、人びとの役に立ちたいといって村に戻って365日24時間体制で人々の為に一人で診療を続けています。

その診療所はというと、明りとりや換気のための窓もないトタン張りの真っ暗なボロ小屋。こんな中では診察はおろか、お産の介助もままなりません。病気で伏せっている人の体力は暑さで参ってしまうため療養どころではなく、床は土間で衛生環境を整えること自体、非常に困難な状況でした。

診療所譲渡式

しっかりとした診療所を建てて村人たちを助けて欲しいとう、彼を始めとする人びとの熱心な要請に応え、ACSは支援を決定。2012年6月に始まった工事は、雨季に入っていたため困難を極めましたが4ヶ月近くかけて完成。このたび遅ればせながら譲渡式が行われました。総工費536万9千円(内、現金収入の殆ど無い人びとも自分たちにも出来ることがしたいといって5万円余りの寄付をしてくれました)、各村からかわるがわる人手を出して建設作業を手伝ってくれたため工期もこれだけで済みました。

譲渡式に参加していたトンワンさん(28)“僕は7キロ離れた村に住んでいるけれど、地面を整地するのと屋根を造るのを手伝ったんだ、診療所ができて嬉しくてたまらない”と笑顔で誇らしそうに答えました。

病院が完成し、新しく医療助手も迎えたクートー医師は、“診療所が完成して感動した!嬉しくて言葉が見つかりません、乳幼児の2人に1人が命を失うという、過酷な環境のこの地域において、診療所の果たす役割は重大です。これからは特に妊婦の診療に力を入れて頑張りたい”と目を潤ませていました。

日本の皆様からお預かりした浄財は3040名の命を支え、新しく生まれる命を守っていきます。

診療所付近全景
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